大分県ロールモデルPICK UP
大分県で活躍している女性を紹介!
ロールモデルとして自分の将来像を描けるように、様々な活躍の形を紹介しています。
気軽に相談しやすい環境づくり
「生まれ故郷の大分に貢献できる仕事がしたい」と、8年前に入組した佐田さん。最初は窓口業務に従事し、現在は集金業務を中心とした渉外係として活躍されています。仕事との向き合い方について、「法人・個人問わず、さまざまなお客さまと関われることが楽しいです」と語り、インタビュー中も含め、元々人見知りだったことは微塵も感じさせないくらい、朗らかではつらつとした印象でした。
融資担当として一番苦労する点は、「融資ができないという判断を下さざるを得ないお客さまへ、その事実を伝えること」で、毎回どのように伝えるべきか悩むそうです。そんな時にプライベートで支えてくれるのが、家族や友人の存在なのだとか。特に結婚して3年になる旦那さまにはいつも感謝しているそうで、家事を積極的にフォローしてくれているそうです。職場では上司や先輩に助けてもらうことが多く、困ったことなどは男女関係なく、誰にでも相談しやすい雰囲気なのだとか。また最近では佐田さん自身が後輩から相談されることも増えたといい、「コミュニケーションが取りやすい、風通しの良さはよそに誇れる部分です」と語ります。「私は学生時代から周りに助けられることが多いのですが、わからないことや忘れていることを恥ずかしがらず、わからないことは上司も部下も関係なく聞くということを大切にしています」。風通しの良さがチームワークの良さにつながっているようです。
身近な女性上司を目標に
今年主任になって、改めて責任感の大切さに気付いたという佐田さん。「マイナスなことを言わない・笑顔で接する」を常に心掛け、後輩に注意、指導するときもなるべくフレンドリーに、それでいてメリハリをつけてきちんと伝えているそうです。
今後の目標は、「多岐にわたる業務の中で自分の得意分野を見つけ、そこを伸ばし、誇れるようになること」。そのために銀行業務検定にも前向きに取り組み、深い知識を得ると同時に、キャリアアップや昇格・昇進にもチャレンジしていきたいと考えています。佐田さんのように結婚後も仕事を続けている女性職員が多く、さらに産休・育休後の復職も当たり前に行われているので、「そこが一番安心です」と佐田さん。プライベートも大事にしつつキャリアアップして、皆のキャリアモデルとして頑張りたいと意気込みます。「大切なのは時間管理術と体力、日頃から勉強をすること。お客さまが何を求めているか考え、自分の知識として蓄えていくことがキャリアアップには必要だと感じています」。
(大分合同新聞GX PRESS 2022年9月27日掲載)