大分県ロールモデルPICK UP
大分県で活躍している女性を紹介!
ロールモデルとして自分の将来像を描けるように、様々な活躍の形を紹介しています。
地域に貢献するやりがいのある仕事
「地域の人と暮らしをよくしたい」と、仕事に対する思いを熱く語る堺さん。「地域科学研究所」の公共イノベーション&サポート事業部に所属し、地方公共団体やまちづくり協議会など、地域運営組織の支援を担当しています。
具体的な仕事内容は、自治体の方々や地域の人たちとイベントを企画したり、公共施設の利活用を考えたりしていく中で、地域の課題や可能性を探り、地域再生をすること。県内各地へ訪問しての打合せも多く、車で移動したり、参加者の皆さんとの調整など細やかなスケジュールで日々行動しています。主体性を持って仕事に取り組めること、地域の人から期待を寄せられること、実施時にはダイレクトに反応が得られることなど、やりがいを強く感じているそうです。
大分が大好きで、学生時代からまちづくり系のサークルに所属。卒業後も好きな仕事に携わることができ、順風満帆なキャリアだと思われますが、「入社して2年間は指摘されることばかりでした。」と、自身の社会人生活を振り返ります。新人の頃は苦手な数字を扱う業務の担当になり、だいぶ苦労したそうですが、堺さん曰く“楽天家な性格”も手伝って、その後もさまざまな分野で経験を積み、総合的なスキルを高めていきます。そして会社からの信頼を得られた結果、希望していた現在の仕事を任せられるに至りました。
「この仕事は、大変なこともありますが、その分やりがいを感じます。受け身の働き方では地域のためにもよくないし、自分のためにもよくない。地域をよくしたいという思いを強く持つことが大切ですね」。
私生活の充実。それを可能にする環境
堺さんはプライベートで、「大分県シェアリングネイチャー協会」と「おおいた演劇の会」の事務局長を兼任し、自然活動体験(ネイチャーゲーム)の普及と、大分の舞台芸術文化の発展を支えています。地域支援の仕事に加え、それぞれの団体の組織運営にも忙しい日々ですが、会社の休暇制度を活用して、お休みもしっかり取っています。
「地域科学研究所」では産休・育休、エコ休暇、勤続休暇など各種休暇制度が充実しています。制度を活用するためにそれぞれの作業効率や生産性が向上し、結果、堺さんをはじめとする各社員のワークライフバランスを実現させる要因につながっています。
「この先、プライベートと仕事との相乗効果が生まれたらいいなと考えています。プライベートでは森づくりや自然環境の保全の活動、仕事面では土砂災害など自然災害のデータを提示し、土壌や森林の多面的機能の周知をするなどし、人と自然の関係を豊かにしていきたいと思います。」
(大分合同新聞GX PRESS 2022年11月22日掲載)
株式会社 地域科学研究所
- 所在地
- 大分市東春日町1-1 NS大分ビル 4F
- 主な事業内容
- 公共経営ソリューション、まちづくり、<br /> AIシステムの設計・構築、システムサポート
- 従業員数
- 104名(男性64名・女性40名)