大分県ロールモデルPICK UP
大分県で活躍している女性を紹介!
ロールモデルとして自分の将来像を描けるように、様々な活躍の形を紹介しています。
入社4年目。沖縄県出身で、大学進学を機に大分へ。「伸和建設」では建築部初の女性社員として活躍中。現在妊娠8カ月で、育休後の復職を希望しています。
川改修や橋梁工事などの土木工事から、一般住宅や大型施設といった建設工事まで幅広く請け負う伸和建設。入社4年目の比嘉亜依璃さんは、同社の建築部で建設現場全体の工程や安全品質管理を担当する現場監督として活躍しています。入社の決め手は、会社説明会での社員の印象の良さで、大手ゼネコンで女性技術者の一人になるのではなく、地場企業である伸和建設で、初の女性技術者になる道を選びました。
当初、若い女性が現場監督になることに職人からの反発がないか不安でしたが、真摯に向き合った結果、今では積極的に工程管理に協力してくれているそうです。かつて「3K」と呼ばれた建設業ですが、現在では女性専用トイレが設置されるなど環境改善が進み、肉体労働ではない管理業務など仕事の幅も広がり、女性が安心して働ける職場になっています。また一業務二人担当制のため、休むことによって周囲に迷惑をかけるという心理的な負担もないそうです。現在妊娠中だという比嘉さんは、「これから育児との両立を経験していくことになります。後に続く女性社員の良い見本になれるように頑張りたいです」と今後の目標を語ってくれました。
比嘉さんへ質問!
Q.女性の就業継続で必要なことは?
何よりも人間関係だと思います。そのためにはコミュニケーションが重要なので、社内だけでなく、社外とのつながりも大切にしています。
Q.会社のフォロー体制で良かったと思う制度「一業務二人担当制」があることで責任を分担でき、急な休みも取りやすいです。出産後は、企業主導型保育園を活用していきたいです。
(大分合同新聞 2023年10月30日掲載)